ごあいさつ

 聖十字看護専門学校は現在12回生の学生募集を始めています。本校は、キリストの十字架を校名に掲げています。ここには、神が人びとを愛し、その人を苦難から救うために、共にいて命の力を注いでくださるという意味が込められています。
 看護師の働きは、病の苦しみに生きる人びとに寄り添い、心を注いで手助けをすることにあります。そのためには、病気の人に誠実に仕えていくことが求められます。看護に関する知識や技術を学び国家資格を得るだけでなく、病者に喜ばれる看護師となるための努力が必要です。
 本校は、人間性教育に重点を置き、学生相互の人間関係の育成、特に相手の心に気を配る習慣を培いながら、同時に新しい看護専門技術を修得し、人びとに喜ばれる看護を実践できる専門教育を目指しています。

 多くの協力病院、また緩和ケア専門病院、高齢者保健・福祉施設群、身体障害者施設、子ども園等の関連法人施設との連携・協力体制を打ち立て、看護教育機関としての充実を図り、学生たちの教育環境をより豊かなものにできるよう心掛けて参ります。

平成29年4月

理事長 小松幸男

 聖十字看護専門学校がある菰野町からは、標高1,004mの御在所岳を眺望し、四季折々のゆたかな自然の流れを満喫することができます。本校は平成19年に開設、今年の春は8期生を送り出し併せて328名の看護職員が三重県内及び県外でも活躍いたしております。
 看護の歴史は古く、多くの先駆者たちの業績を振り返ってみると、看護が病める人中心のアプローチに限定されずに、既に地域社会を指向したケアも包含してきたことがわかります。本校では、キリストの愛の実践理念に基づく教育理念を重視した活動を実施いたしております。慈悲の心、すなわち行為としての愛は看護の実践となり現れ、根付き、独自の領域を切り開き、なお繁栄を続けております。なかでも、フローレンス・ナイチンゲールの言葉「看護とは人びとが生きるのを手助けすることである。」「病気ではなく病人を看護せよ。」と強調してきたことはあまりにも有名な言葉であります。このフローレンス・ナイチンゲールの思いが込められている「看護の倫理綱領(一部前文を引用…看護はあらゆる年代の個人、家族、集団、地域社会を対象とし、健康の保持増進、疾病の予防、健康の回復、苦痛の緩和を行い、生涯を通してその最期まで、その人らしく生を全うできるように援助を行うことを目的としている。…)の条文全15条を3年間で習得し、思考・実践できる看護者に育成することが私ども教職員の責務であると考えております。看護職者を目指される皆さまと共に学習をしていきたく、お出会いを楽しみにお待ち申しております。

 

平成29年4月

校長
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